2017-05-25 表見代理 代理権がないにもかかわらずあたかも代理権があるかのような外観を呈する場合,無権代理人が行なった代理行為は本来的には無権代理であるが,外観を信頼して取引した相手方を保護するために,代理権があったのと同じ責任を本人に負わせる制度。公信の原則に似た制度で,取引の安全を保護するものである。 代理権がないものが行った代理行為も本人に責任を負わせる事である。 なぜこのように理不尽な制度があるかと言うと、一つは相手方の保護と、相手が代理行為の外観を信じる原因を作った本人に非があるという考え方からである。